今日は店にいませんでしたが・・・・

子供達は春休みで結構お客様こられたみたいですが・・・・BASARAコーナーがすっからかんになったみたいです。BASARAはまた仕入れいたします。さて、今日は何を書きましょう・・・・・難しいですが戦国武将たるもの全ての人が読んだであろう孫子を(この前少し触れましたが・・・)孫子の兵法は、13篇からなる兵法書です。

1.始計(しけい)篇 2作戦篇 3謀攻(ぼうこう)篇 4軍形篇 5兵勢篇 6虚実篇 7軍争篇 8九変篇 9行軍篇 10地形篇 11九地篇 12火攻篇 13用間篇、以上の13篇・・・「風林火山」は7の軍争篇から引用されてます。最初の「始計篇」について書いてみましょう。始計とは、読んで字のごとく、始めのはかり事・・・つまり戦に向かう心得や事前の準備という事です。

『兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず』
「戦争は国家の一大事で、国民の生死、国家の存亡にも関わってくるのだから細心の注意を払って検討に検討を重ねなければならない」

戦争は、何も生み出しません。亡くしていくばかりですよ。

孫子は、まず冒頭にこの言葉を持ってきて、戦争を安易に起こしてはいけない事、重大だからこそ事前に充分な検討が必要なのだという事を教えてくれています。孫子は戦はなるべくしないほうがいい!といっているのです。そして、次に、戦争に突入するかどうかの判断をするための具体的な基本条件を挙げていきます。
『故に、これを経(はか)るに五事を以ってし、これを校(くら)ぶるに、計を以ってして、その情を索(そと)む。一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法。』
「道・天・地・将・法の五つの事に関して、それが整っているかどうかで判断をする」

「道」というのは、道理・・・つまり「大義名分」です。
その戦争にちゃんとした大義名分があれば、国民も納得し賛成してくれるはず。
そうすれば、「主君と生死をともにする」という気持ちにもなる物です。

「天」というのは、時期の事。
天候や季節の事も含めて、今がその(戦争する)時なのかどうなのか?という事を判断するのです。

「地」というのは、まさに「地の利」。
地域の広さや地形を考え、どの場所で事を起こすか?などの判断をするのです。

次に「将」というのは、大将の器量・・・つまり、国の君主が立派かどうか、信頼に値する人物なのか、法令を守って賞罰などを公平に行っている人なのか・・・いくらいろんな条件が整ってても、肝心の大将が情けなくては、勝てる戦も勝てませんから・・・。

最後に「法」・・・これは、軍のよしあしの事です。
軍の編成や、軍需物資の管理、適材適所への配置など、強い・・・という事も当然ですが、いくら一人一人が強くても、チームワークがなってないとダメですから軍のまとまりも考えなくてはなりません。

・・・で、相手と自分を見比べて、これらの基本的な条件をどちらが満たしているかで、勝てるか勝てないかの判断をするわけです。
「勝てない戦争はしない」というのが孫子の鉄則ですから、おのずと戦争をするかしないかの決定も判断する事になります。
うーーーーん・・・・まだまだ先があるのですが、長過ぎです。武将と言うのはすばらしい!本を読んでいたんですな。ではでは・・・・