真田と伊達・・・

実は道明寺口で奥州最強の伊達軍と真田軍は一戦交えている。ただ、この時は真田に軍配があがっている。伊達軍の1万と真田３千。伊達軍の鉄砲騎馬隊が真田に襲いかかる。しかし、幸村は兵に伏せて耐えろと叱咤する。この砂埃と硝煙の中では命中率がさがるのを計算にいれ、銃声がやんだら十五間ほど前へ進むことをくりかえした。そして、騎馬隊がのりこんでくるやいなや、下から槍を一斉に出す。これで多数の死者を出した伊達軍は陣へひきあげて行ったのである。そして再戦があると待っていた幸村だったが、東軍は一向によせてこないため、「関東勢百万も候え、男は一人もなく候」と東軍にむかって言い放ち、いつでも襲ってきてよいぞと言わんばかりに悠然と背をむけて引き揚げた。そして東軍からは
「真田左衛門佐の退き口、前代未聞の豪胆さ」と賞されたという。さすがです。
こんなところに、みなさん惚れ込むのでしょうか。真田日本一之兵！