久々に今日は何の日?です。

今日、11月2日は信長が弟信行を暗殺した日です。皆さんも知っての通り、若い頃の織田信長が、天下一のうつけ者と呼ばれていたのは有名な話。
父・信秀が亡くなった時も、葬儀にその格好のまま現われ、仏前のお線香の灰を投げつける・・・弟・信行は、姿形はもちろん、凛とした振る舞いで、兄・信長とは対照的でした。当然、周囲には「そんな『うつけ者』の兄より弟のほうが織田家を継ぐにふさわしい」という声が出てきていました。
ところが、信長の才覚を見抜いて高く評価していた隣国・美濃の斉藤道三が息子・義龍との戦いに敗れて亡くなってしまいます。

それが、きっかけかどうかわかりませんが、その後すぐ信行は、柴田勝家林通勝らの重臣を見方につけて、信長に反旗をひるがえします。
信行にしてみれば、やはり「織田家を継ぐのは兄より自分のほうがふさわしい」という気持ちがあったのかもしれません。受けて立った信長は、柴田勝家林通勝らを次々と打ち破り、追い詰められた信行は自分の城で籠城の構えです。

そんな時、信長・信行兄弟の生母の実家である土田氏が間に入り、この戦いは一応、和睦・・・という事で終結を向かえました。

しかし、翌年、信行は再び謀反を企てますが、今度は柴田勝家がその計画を信長に密告します。かくして、11月2日、信長は「重い病気にかかった・・・」と、ウソをついて、信行を清洲城におびき寄せます。

そうとは知らずやって来た信行を、信長は有無を言わさず、自らの手で斬殺しました。同族、最大のライバルを消し去り、尾張より天下取りへ動きだします。
   今日はこれにて・・・・・ではでは。