10月1日、先の関ヶ原の戦いで敗者となり、その後、捕らえられた石田三成ら三人の処刑が行われました。今日が20日ですので、あと10日後です。関ヶ原の合戦の後、逃走し、伊吹山で捕らえられた西軍の石田三成小西行長安国寺恵瓊の三人。石田三成は明日、21日に捕らえられます。小西行長は、熱心なキリシタンだったので、キリスト教の戒律を守り、自殺することができずに捕まりましたが、石田三成はなぜ、「もはや、これまで!」と、戦国の敗者のならいとも言うべき自害、切腹をしなかったのか?

それは、最後まであきらめない!・・・という
打倒・家康への執念といった物だったのです。

彼を京都まで護送した本田正純が、その道中に、「合戦に敗れたからには、いさぎよく自害すればいいものを・・・」と、バカにして言ったところ、三成は「その昔、源頼朝公は、石橋山の合戦に敗れながらも命を残して、後に源氏の世を開いた。天下に号令せんとする者、これが心がけ」と、逆に一喝されたそうです。うーーーん、サムライの美学としては、腹を切ってほしかったですな。ただ、最後の最後まで隙あらば家康を!と言う彼の最後まであきらめない精神は見事?