今日は少し気分をかえて・・・・・・

今日は皆さんに、普段なにげにやっている行為について話をしたいと思います。皆さん、なぜ人と別れるとき「バイバーイ」と手をふりますか?実は神代の昔から行われていた『タマフリ(魂振り)』という儀式に由来するものなのです。タマフリ」とは・・・上記の字で何となくおわかりの通り、神を呼び起こし、魂を奮い立たせる儀式。よく、神主さんが「ふんだか、ふんだか・・・」と言いながら白いのを振ってますよね、あれです。タマフリの基本は、空気を震わせて波長を起こす事で、神を呼び、場を清め、魂を奮い立たせるものです。
そう、神社で拍手を打ったり、鈴を鳴らしたりというのもタマフリなのです。では、なぜ?別れる時に・・・?

それは、古代の人々にとって別れ=旅立つ事が命がけだったからです。
古代において、遊覧を目的とした旅は、まず考えられません。ですから、人は、旅立つ人の無事を祈って・・・その行く道に神のご加護があるように・・・何も道具を持たない庶民は、そのありったけの力を込めて袖を振り、願いを込めてタマフリを行ったのです。

「別れる時に、手を振る」
これは、自分にではなく、別れる相手への愛溢れる行為・・・
無事の帰還を祈る思いが込められているのです。どうです、深い〜ですね。では・・・・・