信長の感状・・・・

織田信長の実筆感状
なんと、織田信長の直筆の感状が存在している。これは信長の直筆の文章として唯一確定していると言われる物だ。
信長が感状を送った相手は14才の長岡与一郎忠興(細川忠興)。天正5年の松永久秀謀反の際の与一郎がたてた戦功に対する物だという。
力強くはないが繊細でバランスの取れた素晴らしい字体。
尚、戦国時代 信長クラスの武将は自分自身で字を書くことは稀で、祐筆に書かせるのが一般的である。
故に信長の実筆資料は非常に貴重で(貴重というか確定しているものはこれだけ)、信長自らしたためた、感状の意味を考えると、信長を裏切ったあの憎き松永久秀を良くぞ討ち果たしてくれたという思いと、与一郎の活躍に心を打たれたと、尋常ならざる感状といえるのではなかろうか。